打ち首こくまろ

限界オタクの最終処分場

ルーテさん幼少期の謎を探るため我々はザッハの古森へと向かった

はじめに

https://www.nintendo.co.jp/fe/fe_museum/seima/character/images/chara12.jpg

ファイアーエムブレム聖魔の光石に登場するキャラクター、ルーテさん。

自分のことを優秀と称したり、人の名前を平気で間違って素知らぬ顔したり、読んだ本の内容をページまで合わせて記憶してたり、ゾンビやスケルトンに愛着持ってたり、仲間を一方的にライバル視して殴りかかったり、恋愛のことには疎かったり、かと思ったら媚薬にすごく食いついたりと、まぁとんでもなく濃いキャラをしてるわけです。先日実施されたファイアーエムブレムシリーズの人気投票でも、女性キャラ全体で13位と、全世界でわりかし人気を集めているキャラでもあります。

しかし、ルーテさんの素性はまったく謎に包まれています。セレクトボタンを押せば深刻な会話とかクッソくだらない雑談を大量に聞ける某RPGとは違って、聖魔の光石では30人以上のキャラが登場する関係上、一人当たりのセリフ量は相対的に少ないです。なおかつルーテさんはメインキャラではないため、ストーリー上の出番もほとんどなく、必然的にルーテさんの背景にはゲーム上からは限られた情報を通してしか触れることもできません。設定資料集もねぇし(激怒)

ただまぁ、少ないと言えど手がかりはあります。それらの情報から、ここではちょっくらルーテさんの幼少期について一考察ぶつとします。これが13年物のクソキモオタの力だ。

出生

直接は語られていませんが、ルーテさんが住んでいるザッハの古森はクソ田舎です。木々が鬱蒼と生い茂っている地帯なので、外部との商業貿易もほとんどない物と思われます。農業・狩猟などの第一次産業が主たる産業で、しかもそのほとんどは自分たちが消費する分なのではないでしょうか。要は自給自足です。

ではルーテさんはここで生まれ育ったのでしょうか? その可能性は非常に低いと考えます。

幼少の頃から私は私です。 物心ついた時には魔道書や様々な書物に囲まれていました。

聖魔の光石は現実世界の中世を投影していると考えられるため、その前提での話ですが、この時代、本って非常に高価ですよね。ちょっと調べてみると、現在の価値で本1冊10万円ぐらいするらしいです(!)。印刷技術もないので人が全部手書きするしかないんですよね。

それに「囲まれていた」と表現するのならば、ルーテさんの家庭はかなり裕福であることが分かります。従って、生まれも育ちも貧乏なクソ田舎、ということは考えづらく、金も物も情報も集まる都市で生まれ育った可能性が高いです。

もっと言えば、都市部に住んでただけでそんな裕福な暮らしが出来るとは思えませんし、魔導書や古の歴史等に関する書物にアクセス出来ません。

完全に推測ですが、ルーテさんの両親は王国付きの超優秀な魔導・歴史研究家だったのではないでしょうか。裕福な暮らし、家にある大量の書物はこれから説明できます。ルーテさんの探究心は両親から受け継がれたものだったんだよ!!

なぜ田舎に行ったのか

これはルーテさんの会話からある程度導き出せます。

父、母の記憶はありません。 しかし、祖母が言うには亡くなった訳ではなく遠い国へ旅をしているそうです。

杓子定規に言葉を捉えるのでなければ、ルーテさんの両親は既に亡くなっていることが読み取れます。何故幼いルーテさんを残して、二人とも亡くなってしまったのか… 暗い想像になりそうなので、ここではやめておきます。

その後、ルーテさんの祖母は例のザッハの古森に住んでいて、知らせを受けた祖母がルーテさんを自分の家に呼んだのではないか、という想像が成り立ちます。わざわざあんな田舎に移り住む道理はないですから。

さて、裕福ではなくなってしまったルーテさんは、新たに本を購入することはできません。近所の人だって、本を持ってるほど裕福ではないし、読書に興味もない。

ということで、こちらに移り住んでからのルーテさんは図書館に足繁く通っていたのでしょう。ここで、中世の図書館は教会図書館が大きな役割を果たしているため、図書館に行く=教会に行くという図式が成り立ちます。図書館通いをしている中、修道士を志した幼い日のアスレイと出会い、ここから幼馴染の関係になったと推測できますね! はぁ〜〜〜ドッコイドッコイ!

両親の行方をどう思っているのか

脱線。プレイヤーは両親が亡くなっていることをなんとなく察しているわけですが、ルーテさんはどう思っているのでしょうか。3つの仮説を挙げます。

  • 本当に「遠い国へ旅をしている」と思っている

ありそうな話です。ルーテさんは相手の言葉を額面通りに受け止めてしまう傾向があるので、祖母が言った言葉を鵜呑みにしているのでしょう。

  • 本当は亡くなったことを知っている

これもありそうな話です。成長と共に祖母の言葉の本当の意味を知り、本当の行方をなんとなく知った。上記の言葉が出てきたのは、会話を湿っぽくさせたくなくて曖昧にしたかったから、というルーテさん実は人間味あふれる説。

  • 亡くなっているかもしれないと思いつつ、両親が戻ってくるのを待っている

1, 2の中間的な仮説です。もしかしたらもう亡くなっているのかもしれないが、証拠も確信もない以上、本当に旅をしている可能性も捨てきれないという科学者気質のルーテさんらしい説です。もしかしたらルーテさんは旅の間に、わずかな望みにかけて両親の姿を見つけようとしているのかもしれません。う〜ん辛い。

「祖母に聞けば?」と思われるかもしれませんが、ゲーム開始時点でルーテさんの祖母は既に亡くなっている可能性だってある訳です。すると、両親の本当の行方を知る術がないまま、ただひたすらに再会を待ち続けるルーテさんという… なんだか闇を背負わせすぎな気がしてきた。

まとめ

  • ルーテさんの両親は超都会派&超優秀&超裕福
  • 両親が亡くなったことを契機に今の田舎暮らしに
    • 成長するにつれ察しつつも、両親が生きている可能性を捨てきれずにいる
  • 教会図書館に通ううちにアスレイと知り合う

異なる意見があれば@koku_maloまで。