打ち首こくまろ

タイトルは適当

日本ダービー2017 ガチ予想

はじめに

現在24レース存在するJRAのGIレースの中でも、日本ダービーはやはり特別な部類に入る。1着賞金2億円というスケールの大きさもさることながら、その歴史、その成り立ち、ジョッキーや調教師がかける思い、それが幾重に重なっている。

まだ3歳。競走馬生活はまだ続くが、日本ダービーは、3年前からそのレースを目指してきた人と馬との物語の決着点になる。いわば第一部・完。そういうレースだから、物語の結末が一体どうなるのかすごく気になるし、こうして予想記事を書くこととする。

ちなみに僕は、今年のGIレースは天皇賞・春を除いて全敗です(エア予想含む)。

予想の手がかり

前提として、今年の三歳牡馬の最強はアドミラブルだと考えている。

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持病の手術のため復帰が遅れ、皐月賞に出場できなかったアドミラブルだったが、ダービートライアルの青葉賞のパフォーマンスは圧巻。スタートダッシュがつかず後方からとなるが、3コーナーから押して押して捲り上がって、直線は能力の違いで押し切った。非常に乱暴なレース運びだったが、しかしアドミラブル自身の持つ能力が前面に押し出されたレースだった。実際、勝ちタイムの2:23.6は、例年のダービーの決着タイムと遜色がない。

では皐月賞はどうか。上位人気が総崩れし、9番人気のアルアイン、4番人気のペルシアンナイト、12番人気のダンビュライトで決着した。

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散々低レベルだの煽られまくった中での皐月賞だったが、終わってみれば勝ちタイムは皐月賞レコード。当日の馬場はカチンコチンの超高速馬場だったため鵜呑みにはできないが、それでも能力がなければこの時計で走りきることはできない。

結局、皐月賞はハイレベルだったと思う。低レベルと錯覚していたのは皐月賞トライアルレースがことごとくスローペースだったためで、そこで力を発揮できなかった馬が多いためではないか。皐月賞では、そんな馬たちが超高速馬場の恩恵を得て能力を発揮したレースだったんだと思う。

展開予想

金曜日には結構な雨が降っていたが、土曜日では高速決着のレースが見られた。超高速まではいかないが、高速決着となると思う。

逃げ馬候補はトラストクリンチャーマイスタイルが挙げられるところ。しかし、意外とダンビュライトも相当前の方に行くのでは。というのも、鞍上の武豊にとっても前走の皐月賞でのダンビュライトの走りは相当のサプライズだった。高速決着で強い競馬ができたというなら、自分からレースを高速にしてしまおうと積極的にレースを引っ張る立場に回るかもしれない。結局逃げ馬は不明だが、逃げそうな馬は結構いる。少なくとも、1000m通過60秒前後の平均ペースで進んでいくと考えている。

となると今度は仕掛けどころ。鍵を握るのはアドミラブルで、おそらく青葉賞と同じように遅くとも残り800m地点で仕掛けてくるはず。ここで、アドミラブルが世代最強というのは多くのジョッキーの共通認識になっているはず。であれば、アドミラブルが仕掛けるのをただ黙って待っているはずは無い。アドミラブルが捲りきれないよう、隊列全体もペースアップするはず。800mからのトップスピード持続力が強く問われるレースになると予想する。

予想

◎ダンビュライト(12.9倍 : 8番人気)

皐月賞で最も強い競馬をしたのはこの馬。4コーナーで内側の馬に進路をブロックされ、外を回しながら踏ん張っての3着。内側を通せていれば、勝ちまであったのかもしれない。

6戦1勝2着1回3着3回と典型的な善戦マンだが、皐月賞までのレースはスローペース・道悪・急加速戦など。それが平均ペース・超良馬場の皐月賞の場で強い3着。今までのレースは適性に合っていなかっただけで、皐月賞だけやれたら世代最強クラスの能力がある。

今回も高速馬場となるし、鞍上は武豊だし、ダンビュライトの適性を見て最適なレース運びをしてくるはず。ダービーでは有利な内枠の1枠1番を引き当てた。能力・適性と総合的に見て、この馬が一番信頼できる。77年ぶり1勝馬によるダービー制覇、ルーラーシップ産駒の重賞初制覇、そして空前絶後のダービー6勝を目指して、武豊頑張ってくれ。

○スワーヴリチャード(6.4倍 : 3番人気)

皐月賞6着だが、勝負どころで馬群に包まれてずるずる下がり、直線では進路が見つからず大外から、となんとも言えない競馬になった中でのもの。高速決着にも対応できたのは大きな材料。

3歳路線にはブレスジャーニーと言う屈指の実力馬がいたのだが(怪我により休養中)、その馬に後半の末脚で勝ったことがあるのはこの馬だけ。平均ペースで流れた中で末脚を繰り出すことができれば、突き抜けるまであると思う。

▲ベストアプローチ(51.0倍 : 11番人気)

青葉賞2着だが、この人気にはびっくりする。だって、この馬の走破タイムは2:24.0で、これも例年のダービーの勝ちタイムに匹敵する。

青葉賞ではアドミラブルに完敗だったが、それは直線入りの段階でアドミラブルが捲り切っていたからのが大きい。今回は青葉賞に比べて頭数も多いし、先行馬も強力。アドミラブルが捲りきれないうちに自分の競馬ができない可能性は高く、逆転の目はある。

その青葉賞自体だって、直線中盤ではアドミラブルよりいい脚を使っていたし、そのアドミラブルに進路を塞がれる不利もあった。それで0.4秒差。相当強いと思うし、少なくともこのオッズは余りにも舐められている。馬券圏内は普通にある。

ペルシアンナイト(12.5倍 : 7番人気)

ペースは平均で流れるとするなら、この馬も評価せざるをえない。元々皐月賞でもやれると思っていたけど、その通りの2着。ただ、同じような位置を通ってきたアルアインと比較すると完敗だった。今回、アルアインは後方からの作戦のようで、そうすると対アルアインに対しては優位になりそう。

ただし、皐月賞2着とはいえレース内容はダンビュライトに見劣っていたわけで、強気にはなれない。鞍上は戸崎圭太だし、勝負どころで置いていかれるリスクもある。そもそも戸崎だし先行していかないリスクもある。強気にはなれない。

△アドミラブル(4.2倍 : 1番人気)

ポテンシャルは最強、だがスタートも遅ければトップスピードも微妙。となると、青葉賞のように後方からのロングスパートを敢行せざるをえなくなる。ただし青葉賞よりも格段に相手が強くなるし、そう簡単に前は止まってくれない。そもそも、ロングスパート戦で3〜4コーナーをずっと外を回るというのは距離ロスもするし、余計な遠心力がかかってスタミナもロスする。能力自体は最強、ただし弱点が多い。勝ちきるのは簡単じゃない。

△クリンチャー(29.8倍 : 9番人気)

このレースのジョーカー、つまり勝利も惨敗もありえる馬。この馬は他の馬がへこたれるような厳しいペースでも走り切れてしまうスタミナタイプの馬。それは皐月賞でも厳しいペースで逃げて4着、ということからも証明されている。大逃げレベルの厳しい逃げを打てば、もしかしたら勝てるかもしれない。。。 が、鞍上の藤岡佑介にそこまでの度胸があるのか、というところ。能力はあるが信頼は置けないし、これくらいの評価にとどめるのが無難かなと思う。

△サトノアーサー(8.0倍 : 5番人気)

圏内ギリギリの評価で、世間の評価よりは強くは無いと思う。強烈なトップスピードを持っていることは確かだが、そのトップスピードを引き出せなければかなり弱体化する。トップスピード持続力は非凡なのでとりあえずこの評価だが、ちょっと足りないかなぁとも思う。

今回は見送る馬

レイデオロ(4.3倍 : 2番人気)

なんでこんなに人気しているのかわからない。2走前のホープフルステークスは確かに強かったけど、2着以下はその後のレースで全く通用していないし、かなりの低レベル戦だった。皐月賞も5着とはいえ、コーナーでは終始最内の最短距離、直線でも前ががっぽり開くという幸運に幸運が重なった中での5着。レース内容は4着以上はおろか6着のスワーヴリチャードにも見劣る。

そもそもトップスピードを持ち合わせていない馬で、そんな馬が高速馬場で後方から、というのは不可能。正直善戦すら無理だと思う。

アルアイン(7.4倍 : 4番人気)

皐月賞は決してフロックでは無いし、強かった。ダービーでも強気で行ってくれればワンチャンスあると思ったが、陣営から今回は後方から進めるとコメントがあったため今回は見送る。後方からスパッと切れるほどのトップスピードは持ち合わせていないので。

カデナ(12.0倍 : 6番人気)

今年頭までは、ダービーはこの馬だと思ったんだけどなぁ… 皐月賞で9着に敗れ、スローペース専用と確定していいと思う。平均ペースで流れる前提では買えない。

ただ、トップスピードやその持続力自体は世代最強レベルで、スローペースだったら優勝候補。能力自体はあるが、想定している展開だとちょっと、という感じ。