打ち首こくまろ

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ミリシタ THE@TER CHALLENGE!! 開戦編

 本日、12/19 0:00より、キャスティング投票企画「THE@TER BOOST!!(以下TC選挙)」の火蓋が切って落とされた。年末年始のクソ忙しい中で1ヶ月間の長い戦いになるが、くれぐれも心身共に健康を保って、楽しむ気持ちを忘れずに頑張ってもらいたい。

 さて、投票開始から24時間も経過していない頃だが、既に事態は大きく動いている。開戦一週間前から役柄が発表された事もあり、各陣営が事前準備を着々と進めていたのもあるが、初日から投票券100枚付き有償10連ガシャが開催されるという、TC選挙のパワーバランスに大きな影響を与える事態が発生した。このため初日から大きく競争相手を引き離す陣営が発生し、別の役柄を検討する陣営が出現したり、はたまた分裂していた陣営が大きく票を伸ばす役柄を見て、その役柄に意思統一する事が様々な陣営で発生している。

 この記事では、投票開始後24時間を迎えた現在の情勢について俯瞰してみたいと思う。ただし、現在の獲得票数についてはこの記事では触れないものとする。せいぜい1役数万票規模の現在の情勢では、高々数十人が一斉に同じ役柄に投票することによって投票順位が大きく様変わりしてしまうため、今票数について論じることにあまり意味はない。

 以下では、各陣営を「投票先が一本化された事が確実な陣営」「投票先が2つに絞られている陣営」「投票先未定の陣営」の3つに分類する。ここでいう「確実」とは選挙番組でいう「当選確実」と同じような意味合いであり、つまりあまり信用しないでほしい。

投票先が一本化された事が確実な陣営

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 図を作っている最中、とても見にくくなってしまったことに気付いたが後には引けなかった。今は反省している

 41陣営が投票先を一本化している。投票開始前は複数の役柄で意見が割れている陣営が数多くあったのだが、実際に票数が可視化されていく中で、少数意見が押されてしまった事もあるのだろうか。

 野々原茜陣営も選挙前に意見が割れていた所の一つだが、ここは少し事情が違う。最初はサスペンスホラー・友達役を目指す声が多かったのだが、その中から上がった「せっかくのキャスティング選挙だから、茜ちゃんにセンターをさせてあげたい」という声が共感を呼んでいった。主人公役と友達役で票が割れるだろうかと見ていたのだが、蓋を開けてみると主人公役に一直線。そのまま首位を走り続けて今に至り、盛り上がりの中で生まれたハッシュタグが国内トレンド一位となるなど、大きなムーヴメントを生んでいった。現在のところ勇気ある決断が功を奏している形だが、TATBと苦渋を舐めさせられ続けた茜陣営は果たしてこのまま走り続け、茜ちゃんを無事島流しにする事が出来るだろうか。

 カッコイイとカワイイの二律背反を常に突きつけられている菊池真陣営は、選挙前は正直分裂しないかどうか心配だったが、役柄発表後は近未来アウトサイダー・ベルベット役で意思統一、そのままスタートダッシュを決めている。その勢いは凄まじく、同じくベルベット役を目指していた星井美希陣営、伊吹翼陣営の戦意を消失させてしまった。現時点で競合相手が居ないのがベルベット役ただ1つとなるため、このまま進めば菊地真陣営の持つ投票券の大部分は浮動票となる。これが選挙戦にどう影響を与えるのか。

 箱崎星梨花陣営は投票開始前は目立った動きが見られなかったが、開戦後にはおとぎの国・少女役に集中投票、そのまま首位争いを演じている。これも、P数の多さが成せる技だろうか。木下ひなた陣営や萩原雪歩陣営も一歩も弾かない構えで、少女役の争いは激戦になりそうだ。

 激戦というより大混戦なのが近未来アウトサイダー・バスターブレイド役。当初から高山紗代子陣営、福田のり子陣営、最上静香陣営が参戦を表明していたが、開票後に馬場このみ陣営と舞浜歩陣営が追加参戦。そしておとぎの国・妖精役との間で割れていたジュリア陣営もバスターブレイド役に意思統一して追加参戦。この6名の構図になる... と思いきや、この記事を書いている最中の20日(木)0:00、ベルベット役から方針転換した星井美希陣営が20000票強の一斉投票により1位を奪取、バスターブレイド戦線に高々と名乗りを挙げた。7名が同じ役柄に参戦表明したことは過去に例がなく、どうなるかは予想がつかない。数日後には何名かふるい落とされる格好になるかもしれないが、果たしてどうなるか。

 そして、現時点では七尾百合子陣営と望月杏奈陣営が近未来アウトサイダー・アマリリス役で競合。TAのあの対決再びかと思われたが、そこにエミリー陣営と松田亜利沙陣営が割って入る形となっている。あんゆりのポテンシャルは周知の通りであり、後の2名がそれに食らいついて行けるかどうかが注目のポイントだ。

投票先が2つに絞られている陣営

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 投票先が2つに絞られている陣営は上記の5陣営。しかし既に一つの役柄に傾いている陣営も多い。

 伊吹翼陣営はベルベット役を目指していたが、菊地真陣営のスタートダッシュを受けて一旦立ち止まり、このままベルベット役で通すか、それともこれ以外に票数が伸びているサスペンスホラー・友達役に転じるかをまとめている途中である。また、中谷育陣営もまだ投票先がまとまっていないが、どうやらおとぎの国・少女にまとまる公算が高い。

 なお、画像作成時点では星井美希陣営はバスターブレイド役・ベルベット役のどちらで行くか不透明だったが、上記の通りバスターブレイド役ということになりそうだ。

投票先未定の陣営

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 予想されたことだが、亜美・真美については役柄の統一に向けて目立った動きが無い。双子アイドルであり、切っても切り離せない関係である二人にとって、1役に1人を割り当てなければならないキャスティング投票企画は極めて相性が悪い。亜美・真美Pとしても、残念ながら動きようが無いというところだろう。

 また、田中琴葉陣営も投票先が未定となっている。当初はサスペンスホラー・主人公役を狙っていたものの、野々原茜の勢いが凄まじく、戦略を一旦白紙に戻している状態だ。所恵美陣営も、近未来アウトサイダー・ダスク役の双璧の票の伸びを見て、戦略を練り直している段階である。

 問題なのは白石紬がこのカテゴリーにいる事。TB選挙で最多得票数を獲得し七尾百合子を突き放した紬陣営が、まだ投票スタンスを明確にしていないのは不気味という他ない。紬陣営の出方によっては戦況に大きな影響を及ぼす可能性もあり、動向には注意を配りたい。


 とても駆け足で主要なところを触れていった。配布される票数の多さより、激戦区では最終的に200万票規模で決着することも予想されることから、現在はまだ全体の1%も投票されていないと考えていい。つまり、現在ランキング外のアイドルでも勝利は十分に可能なラインである。決して急ぐことなく、自陣営にとって最適な選択は何か、熟慮を重ねて戦略を練ってほしい。

 また投票イベントということもあり、どうしても軋轢は生じてしまうものだ。同担でもライバルでも、相手のPにはリスペクトの気持ちを忘れないようにしたい。そして、このイベントの真の勝者は、役を勝ち取ったアイドルではなく、このTC選挙というイベントを楽しんだあなただ。どうせやるなら最後まで楽しく、フェアプレーの精神を心がけて行こう。

 次回更新は数日後、白石紬陣営が意思統一を行い、各役柄の対戦構図が確定した時に行う。